~日米中連携による“理想金属”の実用化~
マグネシウム合金やアモルファス合金(非晶質金属)は、軽量でありながら高い強度・耐久性を誇り、スマートフォンや精密電子機器、自動車部品などにおける次世代素材として注目を集めています。本事業では、これらの素材を日本の製造業に普及させるため、製品化・量産・販売体制の整備を進めています。素材技術の国際連携と実用化を推進する先端素材応用事業です。
米国Liquidmetal Technologies Inc.が開発したアモルファス合金技術に対し、日本企業が知的財産を取得し、当社のネットワークを通じて中国・深センのDongguan EONTEC Co.,Ltd.にて生産体制を構築。当社はこのグローバル連携における資金面・事業企画面でのハブ機能を担い、三国連携による国際的な事業スキームを支援しました。素材技術が投資対象として成熟していく過程を体現するグローバル技術導入型投資事例です。
~EC物流の再生と拡大、デジタルで支える成長戦略~
ECの成長に伴い、物流・フルフィルメントの効率化と専門化が求められています。本事業では、EC事業者向けに、物流支援、マーケティング支援、システム支援などをワンストップで提供するサービス体制を構築。クライアント企業の業務効率と成長を支えるECインフラ支援事業です。
当社は、長年赤字計上が続き上場廃止基準に該当していた同社に対し、第三者割当増資によって資本参加。財務の正常化を図るとともに、経営権を取得し、当社から役員を派遣。自社の営業ネットワークとノウハウを活用して事業再建を支援し、増収増益を実現しました。企業再生と成長支援を同時に実現した事業再構築型投資事例です。
~がん免疫回避を防ぐ先端医療技術の中国展開~
本事業は、がんや炎症環境において免疫反応を抑制する原因となる「LAP陽性細胞」を血液中から除去する血液浄化カラムの技術開発および事業化を目的としています。免疫療法の新たな補完的手段として注目されており、がん免疫環境の改善を目指す先端医療装置開発事業です。
日本国内では医療機器としての承認に時間を要する中、当社は中国市場に着目。現地での臨床試験および製造・販売展開を支援しました。専売特許や製造特許も取得し、短期間での事業化に成功。国内未承認技術を海外マーケットで実装するという戦略的アプローチによる医療分野の先行投資事例です。